先週金曜日から体調を崩していたなび犬が、腎不全で今日の15時半頃に息を引き取りました。
8歳8か月で、まだまだ若かったけれど、先天性の腎臓欠陥で実は小さい頃から負担がかかっていて辛かっただろうと先生は言っていました。
金曜日の夜に病院へ連れて行って、そのまま入院。
おとといの水曜日に、手の施しようがなくなり退院してからは、夜もコタツに一緒にいて、私もリビングで一緒に仮眠しながら離れないようにしていました。
何も口に出来なくなり、
どんどんの衰弱していくのが目に見えてわかるようになり、
無力な自分、もっと早く対処出来なかったのかと後悔・・・。
今日は15時から子供たちの歯科健診があったので、家族全員で家を空けました。
何となく、朝からきれいになび犬の毛並をコームで整えた。
何となく、今日はふとなび犬と目が合うことが多かった。
出掛ける前に、「ちゃんと戻ってくるから、戻ってくるからね。待っててね。」と声をかけた。
もう一歩も動けず、起き上がることすらできなかったはずなのに、リビングの脇に置いていたトイレシーツの敷いてある小屋に自分で移動していて。
なび夫さんが私たちを歯医者へ送って、一度家へ戻った時には、いつの間にか小屋にいたなび犬。
撫でて声をかけると、
ふーっと深く、長い溜息をついたそうです。
同時に、おむつの中でうんちがもれているような音がしたようでしたが、でもそこでしっかり確認する余裕がなく、そのまま私たちを迎えに家を出たなび夫さん。
多分、その時がお別れだったんだと思います。
みんなで家に戻って、私がおむつを確認しようと抱えたら、もうぐったりしていて息がありませんでした。
私は死に目に一緒にいてあげられなかったけれど、なび夫さんが最期を看取ってひとりぼっちで行かせることが無くてよかった。
きっと、コタツを汚さないようにしたのかな。
さいごまでとてもおりこうななび犬でした。
明日、安宅さんのペットやすらぎの郷で、お葬式をしてもらってきます。
私を初めてお母さんにしてくれた子を、お見送りしてきます。
偶然にも、今日はなび夫さんとの結婚10周年の記念日。
家族のつながりを、再確認させてもらいました。
本当はもっといろんな思い出を、このなび犬ブログでつづっていきたかったのに、息子たちがどうしても優先になってしまって、色々なことが後回しになっていた。
幸せだったかな。
うちの子で本当によかったのかな。
そんなことばっかり思って、泣いていたここ数日間。
でも、それじゃあまりに不憫すぎる。
なび犬が生きていた証を、
元気に駆け回っていた記録を、
そして同じような病気を持つわんちゃんを、少しでも未然に対処できるきっかけになるように、今回腎不全になった経緯や病状、血液検査の数値などをお伝えしたいと思いました。
ちょっとまだ気持ちの整理がつかないけれど、
すこしずつここで記録を残していきたいと思っています。
